2016.07.29 7月29日(火) 第71回例会(CD/LPコンサート)開催

~昨年亡くなられた音楽家とアニバーサリー・イヤーの作曲家・音楽家特集~
7月19日(火)の例会は、昨年亡くなった音楽家を偲ぶ会とアニバーサリー・イヤーの作曲家を聴く会としました。作曲家の後ろの(逝去)は、昨年亡くなった音楽家で、アニバーサリー・イヤーの作曲家・音楽家には(生誕/没後○○年)と記しました。 初めにエレーナ・オブラスツォワ(1939.7.7~2015.1.13、メゾ・ソプラノ、露、75歳、武蔵野音楽大学で教鞭)の映像で、歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」(マスカーニ)から、①間奏曲、②復活祭の礼拝ミサ「ほむべきかな 主は死に給わず よみがえり給えり」(サントゥッツァ)③アリア「ママも知るとおり」(サントゥッツァ)を聴きました。
次に④グラナドス(1867~1916年)のスペイン舞曲をラローチャのピアノで。アルド・チッコリーニ(伊, 1925.8.15~2015.2.1、89歳)は⑤ショパンのノクターンOp62-1と⑥シューベルトのピアノソナタ変ロ長調D.960(1994.11.21東京文化会館小ホール(L))。イヴァン・モラヴェッツ(チェコ、1930.11.9~2015.7.27、84歳)は⑦ショパンのバラードNo3。
生誕150年のロシアのカリンニコフ(1866年~ 1901年)の⑧交響曲第1番は、先ごろのN響の定期演奏会でも取り上げられたいい曲なので、第1楽章を聴いた。 旧東ドイツの巨匠・クルト・マズア(1927.7.18~2015.12.19、88歳)を偲ぶにドイツ物を外すわけにはいかない。⑨ブラームスの交響曲第2番の第1楽章をCDで、⑩ベートーベン/P協奏曲5番「皇帝」(1989年ゲバントハウスOrhサントリーホール・ライブ、ピアノ/エリザベート・レオンスカヤ)全曲を映像で楽しんだ。

(LP/CD/映像提供:根本、山本、杉並中央図書館)

【参加者13名:敬称略・50音順】 井口昌彦、石田順康、小澤昭彦、神田育子、篠 嘉子、田中マリ、月坂奎一郎、根本坦、堀口哲夫、前田研二、松本輔、安井久子、山本廣資、 2次会は、いつもの「龍記」で行いました。 (文責:山本廣資)

 

2016.06.21 6月21日(火) 第70回例会(CD/LPコンサート)開催

~ユーディ・メニューイン生誕100年記念LP/CD/映像コンサート~

1916年にニューヨークで生まれ、1999年に亡くなった、ユーディ・メニューインは20世紀を代表するヴァイオリニストの一人といえます。戦前から天才少年とうたわれて多くの録音を残し、戦後は初めての外国からのヴァイオリニストとして昭和26年に来日。その後もヴァイオリニスト以外にも指揮者や音楽祭の主催など多方面に活躍し、日本にも多くのファンがいます。今月はメニューインの生誕100年記念コンサートを会員でアマチュア・ヴァイオリン演奏者の芥川さんと企画しました。
はじめに師匠ジョルジュ・エネスコとの共演で、①バッハ/2台のヴァイオリンのための協奏曲ニ短調BWV1043、次に同じくバッハの作品で、②無伴奏パルティータ第1番。筆者が選んだのはメニューインが残した数多くの録音(100年記念CDは81枚組!)の中から、③ヴィオッティ/ヴァイオリン協奏曲第22番。 この名曲は意外と知られておらず、今日初めて聞いて「好い曲だね」とおっしゃる方が数名おられた。芥川さんの一押しは、④モーツアルト/ヴァイオリン協奏曲第5番K.219。カラヤン・ウィーン交響楽団とのLive映像で、カラヤンとの対談や練習風景もあわせて鑑賞した。小品類の映像も多いので時間を延長して、⑤バルトークの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ第1楽章をCDで、映像では⑥ウィニアフスキー/スケルッツオ・タランテラ、⑦バッハのアリア、⑧パガニーニのカプリース作品1-24、⑨アヴェ・マリア/ウィルヘルミ編曲と大変盛り沢山な曲を楽しんだ。
(LP/CD/DVD提供:山本、芥川)

【参加者18名:敬称略・50音順】
井口昌彦、石田順康、池田芳昭、小澤昭彦、加藤尚志、神田育子、後藤武司、坂治彦、篠 嘉子、田中マリ、月坂奎一郎、鶴田俊正、根本坦、平賀英彦、前田研二、安井久子、矢島章、山本廣資

2次会は、いつもの「龍記」で行いました。
来月7月19日(火)には、昨年亡くなられた音楽家とアニヴァーサリーイヤーの作曲家演奏家(特集以外)を取りあげます。 (文責:山本廣資、写真撮影:平賀英彦)

2016.05.17 5月17日(火) 杉並稲門会クラシック音楽愛好会第69回例会開催

~マックス・レーガー没後100年記念LP/CDコンサート :モーツアルトのピアノ・ソナタ管弦楽編曲版他~

ドイツの作曲家、マックス・レーガ(1873~1916)は短い生涯にたくさんの作品を残していますが、現在では忘れられた作曲家といえるでしょう。小生がレーガーに関心を持ったのは、モーツアルトのピアノ・ソナタK.331の第1楽章に、オーケストラの変奏曲とそのまたピアノヴァージョンまで作曲していることからでした。
ということで、今月はレーガー没後100年を記念して、「モーツアルトの主題による変奏曲とフーガ」をメインに、レーガーの作品やオリジナルのモーツアルトのピアノ・ソナタK.331(トルコ行進曲付き)他の曲を聴きました。市販のレーガーの作品は少なく、杉並区の中央図書館で1枚、西荻図書館で2枚しか見つかりませんでした。
初めに、レーガー作曲の①無伴奏チェロ組曲第1番、次にピアノ曲で②6つのブルレスケを聴きました。次に③モーツアルトのピアノ・ソナタ K.331((P)ファジル・サイ)を聴いたあと、④レーガー:モーツアルトの主題による変奏曲とフーガ(作品132)。これはK.331の第一楽章を管弦楽ように編曲した演奏時間約32分の大作。(シューリヒト/ストゥットガルト放送響)もの。同じK.331の変わった演奏として、⑤グルダのライブ演奏で装飾音がたくさんついた第1楽章。⑥レーガー:バッハの主題による変奏曲とフーガ((P)R.ゼルキン)、➉いろいろな演奏家による、モーツアルト作品のピアノ編曲版(詳細略)を聴いてお開きとなりました。あまり知られていない作曲家を取り上げたので、参加者が11名と最近では少なめでした。

2次会は、いつもの「龍記」で行いました。

(CD提供:山本、杉並図書館)
【参加者17名:敬称略・50音順】井口昌彦、井林伸介、神田育子、後藤武司、篠嘉子、田中マリ、月坂奎一郎、鶴田俊正、土屋洋一、前田研二、山本廣資、 来月6月21(火)には、ヴァイオリニスト、ユーディ・メニューイン生誕100年記念のコンサートとを芥川さんに企画していただきます。

(文責:山本廣資)

2016.04.19 4月19日(火) クラシック音楽愛好会 第68例会(映像によるオペラ )のご案内

映像によるオペラ  ~歌劇「トゥーランドット」 TURANDOT 3幕~

今年から、4月と10月の例会は年2回オペラを見る会としました。第1回目はプッチーニの歌劇「トゥーランドット」 TURANDOT 3幕を見ることとしました。
石田さんから下記にレジュメをいただきました。
with遊の100インチのスクリーンで見るのは初めてで、楽しみですね。ぜひおいでください。

≪映像によるオペラ≫
日 時:平成28年4月19日(火) 18時30分~20時30分頃まで
会 場:「with 遊」ジョイントホール (167-0051 杉並区荻窪3-46-13-101、ホームページ:http://cafewithyou.web.fc2.com/
会 費:1500円(会場費、飲み物及び乾き物のつまみ付)
曲 目:歌劇「トゥーランドット」 TURANDOT 3幕
作曲:G.プッチーニ G.Puccini ( 未完、F.アルファーノにより1924年に完成)
台本:L.アダミ、 G.シモーニ (伊語、 原作 C.ゴッツィ)
初演:1926年 ミラノ・スカラ座

メトロポリタンオペラ (1987年)
演出、装置:F.ゼッフェレッリ
指揮:J.レヴァイン  メトロポリタン歌劇場管弦楽団、合唱団
トゥーランドット姫:エヴァ・マルトン(S)
皇帝アルトゥム:ユグ・キュエノー(T)
ティムール(退位したダッタンの王):ポール・プリュシュカ(BS)
カラフ(名を秘めたタタールの王子):プラシド・ドミンゴ(T)
リュー(タタールの女奴隷):レオーナ・ミッチェル(S)

<あらすじ>
北京の街では、またも処刑が行われようとしていた。冷酷な姫君トゥーランドットが、 求婚者に三つの謎をかけ、解けなければ首を切ってしまうのだ。
人ごみの中で、放浪するダッタンの王子カラフが、奴隷女リューに手を引かれた父親と 再会する。リューはカラフを慕い続けていた。しかしこの時、トゥランドットを一目見て夢中に なったカラフは、求婚の銅鑼を鳴らしてしまう。見事に謎を解いたカラフだったが、ためらう トゥーランドットに、自分の名がわかるなら命をさし出すと告げる。
名を知るため、トゥーランドットに拷問されたリューは、自害する。その死によって、 トゥーランドットは愛に目ざめ、カラフと結ばれる。

2次会は、いつもの「龍 記」(167-0032 杉並区天沼2-4-1 T/F:03-3391-8568で行います。

2016.04.19 4月19日(火) 杉並稲門会クラシック音楽愛好会第68回例会開催

~映像によるオペラ第1回:歌劇「トゥーランドット」 TURANDOT 3幕~

今年から、4月と10月の例会は年2回オペラを見る会を、石田さん、井口さん、根本さんにお願いすることとしました。ご三方が選んだ第1回目は、プッチーニの歌劇「トゥーランドット」 TURANDOT全3幕を、下記のようにメトロポリタンオペラ (1987年)のLIVE映像(若き日のドミンゴ主演!映像提供:根本さん)で楽しみました。 例会の司会・解説は石田さんにやっていただき、井口さんからはプッチーニに関する資料が配布されました。

曲 目:歌劇「トゥーランドット」 TURANDOT 3幕 作曲:G.プッチーニ G.Puccini ( 未完、F.アルファーノにより1924年に完成) 台本:L.アダミ、 G.シモーニ (伊語、 原作 C.ゴッツィ) 初演:1926年 ミラノ・スカラ座

鑑賞映像:メトロポリタンオペラ (1987年) 演出、装置:F.ゼッフェレッリ 指揮:J.レヴァイン/ メトロポリタン歌劇場管弦楽団、合唱団 トゥーランドット姫:エヴァ・マルトン(S) 皇帝アルトゥム:ユグ・キュエノー(T) ティムール(退位したダッタンの王):ポール・プリュシュカ(BS) カラフ(名を秘めたタタールの王子):プラシド・ドミンゴ(T) リュー(タタールの女奴隷):レオーナ・ミッチェル(S)  オペラの後は、第3幕のアリア「誰も寝てはならぬ」を、①3大テノール(ドミンゴ、カレーラス、パバロッティ)の分担独唱で、①ドミンゴ/カラヤンのCDで、③最後に、デル・モナコの映像で、と名唱を楽しみました。皆さんこれだけ「寝てはならぬ」を聞かされては次の日は寝不足となったことでしょう。

2次会は、いつもの「龍記」で行いました。 (映像提供:根本、CD提供:平賀)

来月5月17日(火)は、5月17日(火) マックス・レーガー没後100年記念として、モーツアルトのピアノ・ソナタK.331のピアノ原曲と、レーガー編曲オーケストラ版、その他を聴く予定です。

【参加者17名:敬称略・50音順】井口昌彦、石田順康、小澤昭彦、井林伸介、後藤武司、篠嘉子、田中マリ、月坂奎一郎、根本坦、平賀英彦、堀口哲夫、前田研二、松本輔、安井久子、矢島章、山本廣資、山本和子

(文責:山本廣資、写真撮影:平賀英彦、山本廣資)