2015.11.16 11月16日(月) クラシック音楽愛好会 「発会5周年記念懇親会」開催

毎年秋に行われる、当会発足記念のミニコンサート付の懇親会は、昨年第4回はたくさんの参加者に7名の出演者が加わり、会場のWith遊は賑やかさを通り越してかなり混雑状態になりました。今年は5周年と云う事もあり、より多くの参加者が参加できるようにと、杉並公会堂地下2階の「グランサロン」を会場としました。ここは演奏会場ではありませんが、オーケストラや、リサイタルの練習場としても使われており、音響的には申し分ない会場です。
会の形は昨年と同様に、はじめにコンサート、その後に親睦パーティーとしました。 初めは加藤尚志さんの総合司会で、当会世話人代表山本の挨拶、杉並稲門会久保田会長の挨拶、杉並公会堂後菊池館長の挨拶後、第1部コンサートを根本坦さんの楽曲解説で以下の演奏を楽しみました。今回は、芥川さんの希望曲がブラームスの作品でしたので、昨年出演の皆さんに3大Bの作品を選んでいただきました。

1)J.S.バッハ   チェンバロ協奏曲第1番BWV1052より第1楽章(ピアノ独奏版) (P)金子沙緒里さん
2)ベートーヴェン  セレナーデ(作品41)より、第1,3、6,7楽章 (Fl)加藤千里さん (P)天野あき子さん
3)ブラームス  ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲 (V)芥川愛子さん、(Vcl)大木翔太さん、(P)飛松利子先生

会場は、公会堂出演者の練習場ということもあって響きが良く、またピアノが当館自慢の3大ピアノの一つベヒシュタインなので、より一層音楽を楽しむことができました。
演奏会の後、昨年から出席いただいている西原春夫先生からご挨拶をいただき、杉並稲門会長谷川副会長の乾杯で第2部親睦パーティーが始まり、大勢の方の参加で賑やかな交流となって盛り上がりました。
中締めの前に、芥川さん、大木さんの二重奏で昨年演奏した、ヘンデル作曲、ハルヴォルセン編曲のパッサカリアを聴きましたが、大変よく響いたいい演奏でした。 恒例の早稲田大学校歌の斉唱は、応援団の指揮はありませんでしたが、ヴァイオリン、チェロ、フルートの伴奏で盛り上がり、松本甫さんの中締めで楽しかった会も終了となりました。
会場の設営や片付けには前田さんをはじめ、会員皆さんのお世話になりました。
また、2次会はジョナサンで行いました。

【参加者45名:敬称略・50音順/演奏者6名:上記参照】
明石玲子、芥川正子(芥川さん母上)、井口昌彦、石田順康、井林伸介、岩堀律子、小川啓介(3B)、小澤昭彦、加藤尚志、金子敦子、久保田貞雄(杉並稲門会会長)、熊沢明(中野)栗原健、厚東健彦、後藤武司、小林中(日本電気稲門会)、小林幸司(3B)、坂治彦、篠嘉子、柴山三朗、園部智子(世田谷)、月坂奎一郎、土屋洋一、鶴田俊正、徳田直子(世田谷)、西原春夫(杉並稲門会名誉会員)、根崎健一、根本坦、長谷川将(杉並稲門会副会長)、早川敏清、平賀英彦、福田晴美、保坂幸寛、堀口哲夫、前田研二、松本甫、矢島章、矢島典明、矢島為久子、安井久子、山本廣資、山本和子、杠一義、若菜茂(1B)、渡辺祥子。

(文責:世話人代表 山本廣資 携帯電話:090-4724-5593、e-mail:hyk488@ybb.ne.jp

次回12月15日(火)は、 リヒテル生誕100年記念コンサートです。

2015.10.20 10月20日(火) クラシック音楽愛好会第62回例会(CD/LPコンサート)開催

「生誕・没後150年、100年、50年、25年記念の作曲家から」

10月20日(火) 10月例会では、生誕・没後150、100、50、25年記念の作曲家の作品を取り上げました。 以下のようにたくさんの作曲家がいるので、取り上げられないかたもいました。
・生誕150年:ニールセン(1865 ~ 1931),グラズノフ(1865 ~ 1936)、デュカス(1865 ~ 1935)/生誕125年:マルティヌー(1890.~1959)、イベール(1890~1962)/没後175年:パガニーニ(1782~1840)/没後100年:スクリャービン(1872 ~ 1915)、タネーエフ(1856~1915)/没後 50年:山田耕筰(1886 ~ 1965)/没後 25年:アーロン・コープランド(1900~1990)

初めに、畑中良輔氏が「栗本尊子の声は、日本音楽界の奇蹟です!」と評した、85歳!での初デビューCDで、山田耕筰の①赤とんぼ、②からたちの花、③この道を聴いた。
現在93歳(CDのコンサート時80歳以上)でなお現役のメゾ・ソプラノ栗本尊子の歌う日本のうたは、皆さんの心に響きました。 ④グラズノフはヴァイオリン協奏曲 ⒱オドノポゾフ、と⑤/四季。⑥デュカスの「魔法使いの弟子」は、昔のディズニー映画「ファンタジア」(ストコフスキー指揮)で懐かしの映像を楽しみました。名前をあげましたが、持ってくる方がいないかと思っていた、タネーエフは⑦弦楽四重奏曲第1番の第1楽章を聴きました。時間があったらもっと聞きたい曲でした。
没後100年のスクリャービンは、ホロヴィッツの1965年カーネギーホールコンサートから、⑧ソナタ第9番とポエム。ついでに同じレコードに入っていた⑨ショパンのマズルカOp.30-4。➉パガニーニのヴァイオリン協奏曲はフランチェスカッティのヴァイオリンで聴き、コープランドはドラテイ指揮の➉サロン・ド・メヒコと盛りだくさんな名曲の夕べでした。 二次会はいつもの「龍起」で行いました。

(映像・LP・CD提供:荻田、根本、堀口、山本)

【参加者16名:敬称略・50音順】 石田順康、荻田清志、後藤武司、坂 治彦、篠嘉子、月坂奎一郎、鶴田俊正、土屋洋一、根本坦、早川敏清、保坂幸寛、堀口哲夫、前田研二、松本甫、安井久子、山本廣資   (文責:山本廣資)

2015.09.15 9月15日(火) クラシック音楽愛好会第61回例会(CD/LPコンサート)開催

「カラスとテバルディの聴き比べ」

今回は、NHKで放映された”世界のドキュメンタリー「マリア・カラス VS. レナータ・テバルディ」”(2015年6月11日ーBS1)が大変見ごたえがあったことと、折しも9月16日がマリア・カラスの命日であったので、’50~’60年代に活躍した2大ソプラノ歌手を取り上げ、二人の人生、オペラ歌手としての違いなどを当時の映像(オペラ、リサイタル)を元に比較・鑑賞しました。
マリア・カラス(1923~1977)のオペラの映像は断片的なものを除いて、ほとんどありません。唯一、プッチーニ/歌劇「トスカ」第二幕があるのみです。かたや、レナータ・テバルディ(1922~2004)はNHKが招聘したイタリア歌劇(1960~1970)の「トスカ」、ジョルダーノ/歌劇「アンドレア・チェニエ」(いずれも全幕)、他があります。 マリア・カラスは、オペラの歌を聴かせるだけではなく、演技を見せるということにも才能を発揮しています。特に「トスカ」第二幕の終幕近くの5分位は歌もセリフもない のですが、演技だけで聴衆を引きつけています。
以下、当日見ていただいた映像のデータです。
1.BS世界のドキュメンタリー “マリア・カラス VS レナータ・テバルディ”(48分、NHK-BS1、2015-06-11)
2.プッチーニ/歌劇「トスカ」第二幕抜粋(R.テバルディ、 G.ジャコモ・グェルフィ(17分、東京文化会館 1961-10-22)
3.プッチーニ/歌劇「トスカ」第二幕抜粋(M.カラス、 T.ゴッビ、 ロイヤルオペラ 1954)
4.“ママも知るとおり” 歌劇「カヴァレリア・ルスティカーナ」(4分,  R.テバルディ  ニューヨーク  1967)
5.“ある晴れた日に” 歌劇「蝶々夫人」 (4分、R.テバルディ、NY・TVスタジオ)
6.“ロジーナのアリア” 歌劇「セビリアの理髪師」(7分、M.カラス、 パリ・オペラ座  1958)
7.“ハバネラ” 歌劇「カルメン」(4分、M.カラス、ハンブルグ  1962)
8.“M.カラス  ライフ & アート” (17分、ドキュメンタリー&東京NHKホールのコンサート 1974)

[以上、全2H01M]   (映像提供:根本)

【参加者14名:敬称略・50音順】
井林伸介、小澤昭彦、後藤武司、坂 治彦、篠嘉子、月坂奎一郎、土屋洋一(初参加,2B、`75法)、根本坦、早川敏清、平賀英彦、堀口哲夫、前田研二、松本 甫、山本和子   (文責:根本坦)

今後の予定
10月20日(火) 生誕・没後150年、100年、50年、25年記念の作曲家から
11月16日(月) 当会発足5周年記念ミニコンサート(於:杉並公会堂グランサロン)
・この会のお手伝いしていただく方を募集します。 ・山本まで連絡ください。(携帯電話090-4724-5593 e-mail:hyk488@ybb.ne.jp
12月15日(火) リヒテル生誕100年記念コンサート

2015.08.15 8月18日(火) クラシック音楽愛好会第60回例会(CD/LPコンサート)開催

「真夏の夜のクラシック/ポピュラー名曲フェスティバル」

例年の夏の例会は「真夏の夜のクラシック・ポピュラー名曲フェスティバル」として、ジャンルを問わず楽しい音楽を記子こととしています。たくさん聞いたので曲名だけ上げます。初めに冗談音楽・クラシックのパロディーで有名な①ホフナング音楽祭のプラハでのLIVE映像を荻田さんの解説で見ました。今年2月に亡くなったアルド・チッコリーニは、パリのサロン音楽、エリック・サティのピアノ曲の演奏が評判なので、②ジムノベッテイ   で偲びました。以下③旅立ちの歌:海上自衛隊&三宅由佳莉(映像)、③センチメンタル・ジャーニー、④スター・ダスト(ローランド・ハナ)、⑤黒いオルフェ、⑥虹のかなた、⑦⑧煙が目に染みる、⑨ラ・クンパルシータ(ピアソラ)、➉ラ・クンパルシータ(F.カナロ)、⑪ピアソラ:「四季」から「夏」/庄司沙也加&ベルリン室内管、⑫ベルリンフィル野外コンサートから「アイ・ガット・ア・リズム」と⑬リンケ:ベルリンの風/いずれも指揮小澤征爾、と盛り沢山な曲を楽しみました。皆様大勢の方からLP・CD・映像を提供いただきました。ありがとうございました。

二次会はいつもの「龍起」で行いました。

今後の予定
9月15日(火)「カラスとテバルディ」の聴き比べ(根本坦さん)
10月20日(火) 生誕150年、100年、50年、25年記念の作曲家から
11月16日(月)当会発足5周年記念ミニコンサート(於:杉並公会堂グランサロン)
12月15日 (火) リヒテル生誕100年記念コンサート10月20日(火)

世話人代表 山本廣資 (携帯電話090-4724-5593 e-mail:hyk488@ybb.ne.jp

2015.07.21 7月21日(火) クラシック音楽愛好会第59回例会(CD/LPコンサート)開催

~ヤン・シベリウス生誕150周年記念~

今年は北欧の巨匠シベリウス生誕150周年になりますので、7月21日(火)の例会はこれを記念して、ヤン(ジャン)・シベリウスの音楽を楽しむこととしました。
初めは、2011年ヘルシンキ新音楽ホールのこけら落としに演奏された、①フィンランディア(ヘルシンキフィル、指揮サラステ)の映像。次に、ムターのヴァイオリンで②ヴァイオリン協奏曲と③セレナーデ第1番。バックはプレヴィン指揮のドレスデンシュターツカペルもの演奏。④交響詩「春の歌Op.16」は、シベリウスの隠れた名曲としてホームページで紹介されていた曲で、オスモ・ヴァンスカ指揮のラハティS.の演奏でした。本命の交響曲は⑤第2番をオーマンディ指揮のフィラデルフィアO.の演奏。1960年代録音のLPが迫力ある音で響きました。最後は.⑥トゥオネラの白鳥を渡邉暁雄指揮日本フィル(1968年東京文化会館)暁雄の映像で偲びました。
2次会はいつもの「優記」で行いました。

(LP、CD、映像:根本、山本)

【参加者14名:敬称略・50音順】
井林伸介、小沢昭彦、厚東健彦、篠嘉子、月坂奎一郎、鶴田俊正、根本坦、堀口哲夫、前田研二、増子邦雄、安井久子、山本廣資、杠一義、渡辺祥子 (文責:山本廣資)

尚、8月18日(火)は、ジャンルを問わないポピュラーコンサートとします。