2018.11.17 11月17日(土)杉並稲門会 創立記念講演会 開催

11月17日(土)、勝田政治氏(国士舘大学教授)を講師に、母校中野国際コミュニティプラザ一階会議室にて開催。83名(近隣稲門会八名含む)参加。萩原企画委員長の開会挨拶に続き久保田会長の挨拶。委員長の講師紹介後、「明治国家と大久保利通」と題する講演が始まる。
大久保利通が明治維新の第二段階すなわち中央集権国家の形成期に如何に中心的役割を果たしたかという点に軸を置き、我が国を万国と平等に立たしめん気概を「万国対峙」なる用語に込めたこと、所謂「岩倉使節団」副使として欧米を視察したことが彼なりのビジョンを醸成させる契機ーー殊に英国をモデルとして富国の基礎を民力に置き経済を優先させる方法論を採るに至ったこと、殖産興業なかでも農業振興を重要視したことなどが、八ページに亘る資料を駆使して披瀝された。
質疑応答後、長谷川副会長の閉会挨拶。講師力説の原資料にあたることの大切さをも学ぶ二時間であった。

(嗣永典子/記)

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