2012.04.11 4月11日(水)クラシック音楽愛好会 第20回例会(CD/LPコンサート)開催

今年の春は櫻の開花が遅く、例会のすぐ前の土曜日・日曜日が見頃でした。例会当日もまだ残っているところもあり、今月のテーマである「春」にふさわしい雰囲気でした。
最初はガッツェローニのフルートで宮城道雄の「春の海」。「春というよりお正月の雰囲気だな」というのが皆さんの感想。次も同じ宮城道雄作曲の「さくら変奏曲」。春といえばヴィヴァルディの「四季」から「春」を、井口さんご持参のCDで、川畠成道のヴァイオリンとボローニャミュナーレ劇場室内o.の若々しい演奏を聞きました。なかなかいい音でした。珍しい四季は、タンゴの好きな鶴田さん推薦のピアソラ作曲の「ブエノスアイレスの四季」!から「ブエノスアイレスの秋、春」の2曲。演奏は日本の若手バンドネオン奏者の三浦一馬!曲の良さもさることながら、こんな若手(20歳!)演奏家がいるのかと皆さん感心したことでした。 ベートーヴェンの「スプリングソナタ」は没後50年を記念してクライスラーの演奏で。
メインプログラムのストラヴィンスキー作曲「春の祭典」は、小沢征爾指揮ボストン交響楽団の演奏。生演奏では聴き分けられないような音も良く聴き取れ、会場の装置の良さを改めて感じました。この曲の解説には、井口さんから読売日響で聴いたストラヴィンスキーの3部作(火の鳥、ペトルーシュカ、春の祭典)のプログラムのコピーを提供していただきました。最後はクライスラーのヴァイオリン演奏でロンドンデリーの歌・ユモレスクなどを聴いてお開きとなりました。
(LP、CD提供:井口、鶴田、山本)
二次会はいつもの中華料理店「龍 記」でした。   来月5月9日(水)は、1月の例会でオルゴール演奏の曲を紹介していただいた荻田清志さんから「珍しい楽器によるクラシック音楽」という題名でお話していただきます。お楽しみに。

【参加者11名:敬称略・50音順】
井口昌彦、池田芳昭、加藤尚志、後藤武司、篠紘弥、篠夫人、鶴田俊正、根崎健一、増子邦雄、杠一義、山本廣資

世話人代表 山本廣資 携帯電話:090-4724-5593、e-mail:hyk488@ybb.ne.jp

2012.03.14 3月14日(水)クラシック音楽愛好会 第19回例会(CD/LPコンサート)開催

3月14日(水)3月の例会は、没後50年(1962年2月17日歿85歳)を迎えた指揮者ブルーノ・ワルター(Bruno Walter, 1876年9月15日生れ)の演奏を取り上げました。初めは若いころはピアニストを目指したワルター75歳の録音から、ショパン:ワルツOp.64-2、J.シュトラウス:ウィーン気質、ウィーンの森の物語その他。
次に練習風景からベートーヴェンの第4番の第2楽章。ハイドンの交響曲100番「軍隊」の聴き比べは、ウィーンフィルとのとの戦前SPの復刻盤と、コロンビアSOとのステレオ盤。音の違いもあってだいぶ違った演奏に聞こえた。ステレオの名盤ではマーラーの交響曲第1番から第1楽章と第3楽章。本日新入会の増子氏が持ってきたのは、ベートーヴェンの交響曲第9番の、ニューヨークフィル盤CD。モノーラルLPの復刻にもかかわらず非常にしっかりした音になっており、ワルターの「第9」がこんなに良かったのかということで、先月に続いて第4楽章を全部聴いてしまいました。このCDはフランスCBS盤で、輸入盤店でもあまり見かけないものです。最後はベートーヴェンの交響曲第7番のRAIローマSOとのライブで第1、2楽章を聴きました。(LP、CD提供:荻田、増子、山本)   その後、二次会はいつもの中華料理店「龍 記」にて行いました。

【参加者7名:敬称略・50音順】
池田芳昭、石田順康、荻田清志、後藤武司、篠紘弥、篠夫人、鶴田俊正、増子邦雄(新入会)、山本廣資

(文責:世話人代表 山本廣資 携帯電話:090-4724-5593、e-mail:hyk488@ybb.ne.jp

2012.02.08 2月8日(水)クラシック音楽愛好会 第18回例会(CD/LPコンサート)開催

2月8日(水)2月の例会は、前年に亡くなった演奏家の活躍を偲ぶコンサートとしております。
昨年はクルト・ザンデルリンク、五十嵐喜芳、松浦豊明、大賀典雄、ヨゼフ・スーク、レギーナ・スメジャンスカ、タチアナ・シェバノワ、ニコライ・ペトロフ、ペーター・ホフマン、マーガレット・プライス、宇宿充人他の演奏家の方々が天寿を全うされました。
今年は1月16日になくなったということで、荻田さんがお持ちになったグスタフ・レオンハルト演奏のブックステフーデ:前奏曲とフーガを含め以下の曲を聴きました。
(順不同)ヘンデル:ヴァイオリン・ソナタ第3番(スーク)、モーツァルト:幻想曲(ペトロフ)、ショパン:ノクターン遺作(ホ短調、ホ長調)(スメジャンスカ)、ショパン:ノクターン(シェバノワ)、ベートーヴェン:田園(ザンデルリンク/ベルリン交響楽団1991.12.02LIVE)。
最後に井口さんが持参されたソニーの元社長大賀典雄氏によるベートーヴェンの第9!しかもベルリンフィルのLIVE。これが意外と(大賀さん失礼!)良かったので、1,2、楽章をつまみ聞きして、時間を延長し第⒋楽章を全部聴いてしまいました。
芥川さんが遅れてこられ、芥川さんがヴァイオリンを弾いているオケの演奏会※に井口さん、篠さんご夫妻が行くことになりました。 その後、中華料理店「龍 記」にて、二次会を行いました。

※追伸:2月18日(土) 午後のパソナグループ、チャリティコンサートには、上記3人のほかに鶴田さん、根崎さんご夫妻、山本がオペラシティに集まり、ベートーヴェンのエグモント序曲、ヴァイオリン協奏曲((Vn)川久保賜紀!)、田園交響曲(以上の指揮:末廣誠)の演奏を楽しみました。

【参加者7名:敬称略・50音順】
芥川愛子、井口昌彦、荻田清志、加藤尚志、篠紘弥、篠夫人、山本廣資

(文責:世話人代表 山本廣資 携帯電話:090-4724-5593、e-mail:hyk488@ybb.ne.jp

2012.01.11 1月11日(水)クラシック音楽愛好会 第17回例会(CD/LPコンサート)開催

1月11日(水),クラシック音楽愛好会が発足して二度目のニュー・イヤー・コンサートを迎えました。
今回は、第4ブロックの篠紘弥さん(昭和38年第一商学部卒)ご夫妻が初参加されました。前回初参加の荻田さんが持ってこられた珍しいLPを含め以下のような小品の名曲を楽しみました。
はじめはニキタ・マガロフのピアノで①ワルツ(モシュコフスキー)、②悲しきワルツ(シベリウス)、③舞踏への勧誘(ウェーバー/タウジッヒ編曲)。
次は作曲者レハール指揮!ウィーンフィルによる④金と銀、⑤メリー・ウィドーより、とワルター/Col.S.O. MonoLPの⑥アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク。荻田さん持参LPのうちの1枚は、⑦田谷力三の唄う懐かしの浅草オペラ。勝利の歌・恋のために・ベアトリ姐ちゃん・恋はやさし野辺の花よ・君恋し。もう1枚は、小生も含め皆さんが初めてきいた、⑧Wound-up Opera Played Rare Antique Music Boxというオルゴール演奏の曲を集めたもの。荻田さんはこの種のLPを200枚もお持ちとの事。こんなレコードがそんなに発売されているとは知りませんでした。
その後は⑨美しき青きドナウ(ワルター指揮LP)⑩ドリーブ:「コッペリア」前奏曲(カラヤン)、⑪ウィンザーの陽気な女房たち、⑫トリッチ・トラッチポルカ、⑬ツィーラー:ウィーン市民(以上3曲クナッパーツブッシュ指揮、⑭カルメン幻想曲(フバイ編曲!(Vn)リヴィア・ソーン)、⑮長崎の鐘((Sop藍川由美)と、30分延長することになりました。
その後、中華料理店「龍 記」にて、新年会を行いました。

次回の例会は2月8日(水)です。昨年亡くなられた音楽家(クルト・ザンデルリンク、ヨゼフ・スーク、松浦豊明、五十嵐喜芳その他)を偲ぶ会とします。

【参加者8名:敬称略・50音順】
池田芳昭、井口昌彦、荻田清志、加藤尚志、篠紘弥、篠夫人、鶴田俊正、山本廣資、

(文責:世話人代表 山本廣資 携帯電話:090-4724-5593、e-mail:hyk488@ybb.ne.jp

2011.12.14 12月14日(水)クラシック音楽愛好会 第16回例会(CD/LPコンサート)開催

12月14日(水)開催。 今年は生誕125周年を記念して、フルトヴェングラーの主要な録音がEMIでSACD化されて再発売されました。何か一つ取り上げるなら、たくさんある名演の中でもベートーヴェンの交響曲第9番。ということで12月の例会は世間の風潮に従って「第9」を聞くことにしました。
はじめは、シュナ-ベルの演奏でモーツァルトのピアノ・ソナタ第12番K.332。協奏曲はモーツァルト:ピアノ協奏曲第21番K.467。演奏は、ピアノ:遠山慶子、デーラー指揮ウィーンフィルメンバー。 第9の聴き比べは、時間の関係でクーベリック:バイエルン放送交響楽団のライブCDと、井口さん持参のピアノ盤。後者はワグナーの編曲!で4人の歌手付(合唱も4人で)という珍しいもの。ピアノは小川典子。 両盤とも、聴き比べとしてちょっとだけ聞くのはもったいない感じでした。 フルトヴェングラーの「第9」は、たくさん出ている演奏のうちの、1951年のバイロイト祝祭管弦楽団&合唱団の演奏。「With遊」ではCDヴァージョンで聴きましたが、60年前の録音とは思えないほど良い音でした。面白かったのは、皆さんがお話をあまりせずに、じっくり聴いていたことで、昔のレコードコンサートを彷彿とさせるような感じでした。さすがフルヴェンの第9!です。
新入会は、理工学部数学科卒で、私立高校の数学の先生をしておられる、荻田清志(第3B)さん。二次会は「龍記」荻田さんを囲んで盛り上がりました。   次回は、1月11日(水) 18:30~、ニューイヤーコンサートの予定です。

【参加者8名:敬称略・50音順(室内楽のためか参加者は少なかった)】
井口昌彦、石田順康、荻田清志、加藤尚志、後藤武司、佐治恵子、根崎健一、山本廣資、

(文責:世話人代表 山本廣資 携帯電話:090-4724-5593、e-mail:hyk488@ybb.ne.jp