清水にお住いの長谷川 将さん寄稿「原 節子さんを偲んで」

昭和の銀幕の大スターで、多くのフアンを魅了した原節子さんが 平成27年9月30日に逝かれた。「原節子さんを悼む」と多くの著名な映画人/ 文化人から日本人離れした美貌と知性、存在感を持った この大女優に多くの賛辞が寄せておられる。
中でも辛口でなる著名な映画評論家、佐藤忠雄氏が いろんなエピソードを交え日経11月27日に 「演技を越えた理知的な美」と昭和37年(1982)引退するまでの 作品を評しておられる。作品/演技論とは離れて、一フアンの私は、あの大女優が動機はどうあれ、42歳の若さで映画界から退いて、以後50年余年 芸能界、マスコミ、ジャーナリズムと一切の関係を絶ち鎌倉で隠遁生活を送られたその潔ぎよさに惹かれる。
マスコミ等から接触される度に「もう過去の事ですから」、「過ぎたことです」と頑なに取り合わなかったという。戦後娯楽の中心だった映画、その銀幕のスターにいつまでも美しさや夢を持ち続けるの は私だけだろうか?
彼女を偲び新春の「映画を楽しむ会」ではリクエストの多い 「青い山脈」を上映せねばなるまい。同好の皆さんと昭和のあの時代を振り返るのも悪くない。

「映画を楽しむ会」支配人 長谷川 将

 

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