2016.05.17 5月17日(火) 杉並稲門会クラシック音楽愛好会第69回例会開催
~マックス・レーガー没後100年記念LP/CDコンサート :モーツアルトのピアノ・ソナタ管弦楽編曲版他~
ドイツの作曲家、マックス・レーガ(1873~1916)は短い生涯にたくさんの作品を残していますが、現在では忘れられた作曲家といえるでしょう。小生がレーガーに関心を持ったのは、モーツアルトのピアノ・ソナタK.331の第1楽章に、オーケストラの変奏曲とそのまたピアノヴァージョンまで作曲していることからでした。
ということで、今月はレーガー没後100年を記念して、「モーツアルトの主題による変奏曲とフーガ」をメインに、レーガーの作品やオリジナルのモーツアルトのピアノ・ソナタK.331(トルコ行進曲付き)他の曲を聴きました。市販のレーガーの作品は少なく、杉並区の中央図書館で1枚、西荻図書館で2枚しか見つかりませんでした。
初めに、レーガー作曲の①無伴奏チェロ組曲第1番、次にピアノ曲で②6つのブルレスケを聴きました。次に③モーツアルトのピアノ・ソナタ K.331((P)ファジル・サイ)を聴いたあと、④レーガー:モーツアルトの主題による変奏曲とフーガ(作品132)。これはK.331の第一楽章を管弦楽ように編曲した演奏時間約32分の大作。(シューリヒト/ストゥットガルト放送響)もの。同じK.331の変わった演奏として、⑤グルダのライブ演奏で装飾音がたくさんついた第1楽章。⑥レーガー:バッハの主題による変奏曲とフーガ((P)R.ゼルキン)、➉いろいろな演奏家による、モーツアルト作品のピアノ編曲版(詳細略)を聴いてお開きとなりました。あまり知られていない作曲家を取り上げたので、参加者が11名と最近では少なめでした。
2次会は、いつもの「龍記」で行いました。
(CD提供:山本、杉並図書館)
【参加者17名:敬称略・50音順】井口昌彦、井林伸介、神田育子、後藤武司、篠嘉子、田中マリ、月坂奎一郎、鶴田俊正、土屋洋一、前田研二、山本廣資、 来月6月21(火)には、ヴァイオリニスト、ユーディ・メニューイン生誕100年記念のコンサートとを芥川さんに企画していただきます。
(文責:山本廣資)