2012.12.13 12月13日(木)「第21回食べ歩きの会」開催

12月13日(木)素晴らしい晴天に恵まれました。師走に入り一段とお寒くなりましたが、このキーンとした空気は身の引き締まるよ > うな清々しさを感じました。車窓から眺めた銀杏並木が、コバルトブルーの高い空をバックに、光を受けて黄金に輝く様は、あまりにも美しく、息を呑む程の感動を覚えました。
落葉寸前のほんの一時の命の輝きに出会えた喜びを思いながら、加賀料理 青山浅田へと向かいました。今回は当会会員の増子さんの奥様のご紹介と伺いました。建物の入り口には、何時もながら杉並稲門会の旗を持った名取当会会長や松本副会長、幹事の内田さんが、皆さ んが行き過ぎてしまわないよう、誘導して下さっておりました。晴天と はいえ、長いこと吹きさらしの道路に立ってくださり、お寒かった事と心から感謝いたしました。素敵なアプローチを通って、中に入りますと、ゆとりある空間の随所に、アレンジされた大振りの生け花が置かれ、そこに目が行きました瞬間、心に和みと華やぎを感じさせて頂きました。そして此所では時さえもゆっくりと流れているような、気分になりました。
店内の設計は、数寄屋造りの第一人者、今里隆氏によるものとの事でした。幹事の小澤、岩堀さん、名コンビの会計の関所を通り、参加者全員が、お席に着かれた所でいよいよ会のスタートです。
先ず杉並稲門会、山田實会長のご挨拶を頂きました。「皆さん、元気で、美味しい物を食べる幸せに感謝しましょう。」とご自身、とてもお元気に、張りのある美声でのコメントで御座いました。私も思わず大きく頷いてしまいました。本当に、お元気な皆様のお顔を見ながら、美味しいお料理いただき、お話合いの出来る幸せを、世話役一同心から感謝致しておりましたので。
乾杯の音頭は、カラオケ部会のおしどりご夫妻、とても愛妻家の田村さんにお取り頂きました。乾杯が済み、お料理が一斉に運ばれて参りました。

御献立
前菜:鰤蕪寿司・蟹小袖寿司・河豚煮凍り・胡桃佃煮・天豆白和え
お椀:蕪すり流し
お造り:鮪・鯛
焼き物:鰆幽庵焼き
炊き合せ:赤鷄治部煮
お食事:加賀手打ち蕎麦
水菓子:柚子ゼリー・苺・柿

南天の葉をあしらい、美しく盛りつけられた前菜は、一口サイズながら一皿に5個も載っており、その一個一個にお味の個性とリズムを感じる大変美味しい物でございました。次に出てくるお料理への期待も膨らみましたが、期待に違わずどのお料理も、大変なお手間と愛情をかけて造つて下さっている事に感動致しました。お椀の中の白子豆腐など今も私の舌に蘇っております。皆様もにこにこと、一品一品お味を楽しんで下さっているご様子に、世話人一同も安堵と喜びを感じさせて頂きました。
今回も41名という大勢の方々の御参加を頂きました。内、女性は山田實会長夫人明子さん、初参加の村上洋子さん始め10名のご参加となりました。平成24年の締めくくりに相応しい会に出来ました事、心から感謝申し上げますと共に、皆様の増々のご健勝をお祈り申し上げます。

参加者:41名
青島衛、秋山一郎、秋山寿子、浅妻暉雄、東美紗子、井口昌彦、石田順康、石村誠人、岩堀律子、牛山洋一、内田直彦、大澤洋子、尾崎政雄、小澤昭彦、笠原美子、久保田貞雄、佐治恵子、佐藤良三、清水雅明、宿谷直樹、田中素之、田村輝雄、田村栄子、千葉明義、中川修一、中村正代、名取義久、長谷川哲夫、早川敏清、藤本源次、前坂靖弘、増子邦雄、桝田嘉生、松木一彌、松本甫、村上洋子、森 淳、山口博正、山口昌夫、山田實、山田明子

(文 笠原美子:写真 前坂靖弘)

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