2016.03.15 3月15日(火) クラシック音楽愛好会 第67例会(CD/LPコンサート)開催
~ベートーヴェンの作品1番~
3月15日(火) 、今月は若きベートーヴェンの作品を取り上げることにしました。 作品番号では138(レオノーレ序曲第1番)番が最後となりますが、実際に作品番号の付いている曲数は150曲以上あります。それは若い時代の作品には、同じ番号に数曲がまとまっているからです。弦楽四重奏曲などは、作品18の中に6曲も入っています。沢山のジャンルの作品に番号を付けたということは、その後の大変な創作意欲が感じられます。
ということで、今月はベートーヴェンの各ジャンル(交響曲、ピアノ協奏曲、ピアノソナタ、ヴァイオリン・ソナタ、弦楽四重奏曲、ピアノ三重奏曲、弦楽三重奏曲)の作品から、第1番を取りあげて聴くこととしました。
初めに、彼のすべての作品中の1番である、①ピアノ三重奏曲第1番Op.1-1(ボザール・トリオ)。作品1では3曲まとめて発表しています。次に②ピアノソナタ第1番Op.2-1(P:バックハウス)。③チェロソナタ第1番Op5-1(カザルス)。④弦楽三重奏曲変ホ長調 Op.3は40分近くの大曲なので第1楽章(ムター、ジュランナ、ロストロポーヴィッチ)のみ。⑤弦楽四重奏曲第1番Op.18-1(ヴェーグ)。⑥ピアノ協奏曲第1番Op.15はルビンシュタインとバレンボイムのLPで第1楽章を。⑦交響曲第1番Op.21を、カラヤン/ベルリンフィルの映像でと、若書きにしては充実した作品群を楽しみました。終わりは、最後の作品番号138のレオノーレ序曲第1番としました。意外と大作が多く、時間延長でもヴァイオリン・ソナタ第1番Op.12-1を割愛したのは残念でした。
なお、根本さんの指摘で、持参の弦楽三重奏曲Op-3は、LPには第1番の記載はなく、小生が図書館で借りてきたCDでも(第1番)となっていたので、1曲だけの番号付けのため、当初は第1番とはなってなかったようです。
手持ちの中から見つからなかった、Op.1-1とOp.3については、皆さんからいろいろなCDを持ってきていただきありがとうございました。
2次会は、いつもの「龍記」で行いました。 (LP、CD、映像提供:荻田、鶴田、根本、堀口、山本)
来月4月19日(火)は、ヴェルディのオペラ「トゥーランドット」を映像で楽しむ予定です。ご期待ください。
【参加者22名:敬称略・50音順】
井口昌彦、石田順康、井林伸介、荻田清志、神田育子、坂治彦、篠 嘉子、田中マリ、月坂奎一郎、土屋洋一、鶴田俊正、根本坦、早川敏彦、平賀英彦、保坂幸寛、堀口哲夫、前田研二、松本輔、安井久子、矢島章、山本廣資、杠一義
(文責:山本廣資、写真撮影:平賀英彦)