2019.6.9(日)第25回「映画を楽しむ会」開催
6月9日(日)、杉並稲門会 久保田名誉会長・長谷川会長をはじめ、杉並稲門会各ブロックより21名の皆様をお迎えし、キャピタル・モータース㈱を会場として、第25回「映画を楽しむ会」を開催した。
今回の鑑賞作品は、『オリンピア』(レニ・リーフェンシュタール監督・1938年公開。日本では『民族の祭典』として公開)と『東京オリンピック』(市川 昆監督・1965年公開)の2作品を、昼食と休憩を挟みながら一気に観賞した。
『オリンピア』は、映像美と斬新さが世界中から絶賛を受け、ヴェネツィア国際映画祭で最高賞(ムッソリーニ杯)を獲得し、日本でもキネマ旬報1940年外国ベストテン1位を獲得、戦前の観客動員記録を樹立するなど大ヒットを記録した映画である。
一方『東京オリンピック』は、カラー映像であることや、ほとんどのオリンピック競技が紹介されているといった点で白黒映像と陸上競技を中心に記録・撮影されている『オリンピア』とは対照的な作品であった。私事で恐縮であるが、私の父は生前陸上自衛隊に勤務し、東京オリンピック当時は、オリンピック支援部隊の一員としてその任に当たっていた。当時の様々なエピソードを父から伝え聞いていた私は、東京オリンピック開会式の映像を観るや父に纏わる様々な記憶が脳裏を去来し、思わず胸詰まる思いをした次第である。
来年は、いよいよ2020東京オリンピックの開幕を迎える。また、こうした素晴しいオリンピック映画が公開され、
「第○○回映画を楽しむ会」で観賞する日も来るのかなぁ‥などと夢想しつつ、次回の集まりを約しての散会となった。
【参加者21名(敬称略・順不同)】 明石玲子・赤松弘之 ・浅海延広・石田順康・宇都木光一・小川啓介・久保田貞雄・田口佐紀子・田中マリ・月坂奎一郎・中路正浩・馬場一義・長谷川 将・深見武彦・星 靖男・細野 滋・松尾 清・水野健樹・矢島 章・山口博正・古望髙芳
【文・写真/古望髙芳】