2016.07.09 7月9日(土) 第190回カラオケ部会開催

第190回カラオケ部会、定例の第2土曜日の9日午後4時開催。於、クラブ・イン荻窪。21名参加。A室は8名、B室が7名、C室が6名。歌唱曲数はA、B室が各7曲、C室が8曲。
[話題1]
今月も先月と同様、参加者は21名、歌唱曲総数は延で153曲に達した。その中の注目曲は西方裕之「焔歌」(えんか)である。この曲は西方裕之のデビュー30周年記念曲として5月25日にリリースした新曲。作詞が吉田旺、作曲が船村徹という演歌界の大御所がタッグを組んだだけあって心に染み入る名曲である。先月、竹田隆雄さんがいち早く歌唱したが、今月は松木一彌さん、藤田敦士さん、志柿元啓さんの3名がコブシを効かせて愛唱し、船村メロディの世界へと誘った。
[話題2] 
井口昌彦さんは元祖・新曲派として例会では初出の成世昌平「南部風鈴」などを声量豊かに歌唱、さらにNHKドラマ「坂の上の雲」の主題曲で、ソプラノ歌手・森麻季の「Stand Alone」も朗々と熱唱し、完全復活をアピール。
[話題3] 
前坂靖弘さんの入魂の一曲は村上幸子の「不如帰」(ほととぎす)。文化放送「走れ歌謡曲」のDJも務めた美人演歌歌手が勝負曲として1988(昭和63)年にリリースしたが昭和天皇の崩御前と重なり、歌詞の一部が不適切と自粛を余儀なくされたエピソードも。村上 も病魔に襲われ1990(平成2)年7月に31歳の若さで逝去。前坂さんが追悼歌として心を込めて熱唱した。
[話題4] 
2015年の皆勤賞を受賞した志柿元啓さんの年間歌唱回数は最多の93回に上った。しかも1曲としてダブリのない選曲なのでアイテム数も93曲。エントリー歌手は総勢83名でこれも最多で、いわばトリプル・スリー。女性歌手は67名で72.04%を占めたのも特徴。志柿さんの甘くとろけるような歌声は女唄にこそ威力を発揮する。一歌手一曲が原則だが一歌手で3アイテム選曲したのが竹島宏で「運命の女」(4月)、「哀愁物語」(7月)、「夜明けの夢」(10月)。2アイテムの歌手は8名で、市川由紀乃「海峡岬」「命咲かせて」、川野夏美「雲母坂」「冬の月」、北原ミレイ「風の午後」「泣いてジェラシー」、香西かおり「くちなし悲歌」「とまり木夢灯り」、椎名佐千子「早春慕情」「哀愁…日本海」、多岐川舞子「霧の城」「七尾しぐれ」、永井裕子「郡上八幡おんな町」「雪国ひとり」、西田あい「雨おんな」「涙割り」である。 志柿さんのカラオケ哲学は一度歌った曲は二度と歌わないという一期一会主義のもと、新曲にチャレンジし、演歌の中でも北島三郎ばりのド演歌とは一線を画し、ブルース演歌やラテン調、シャンソン風の、いかにも知的で大人のおしゃれな演歌を好んで選曲。しかもプロオケで歌うというこだわり。これもカラオケ文化の一つの到達点を示している。

《参加者》敬称略・室別50音順
A室:井口昌彦 尾上孝 笠原美子 名取義久 松木一彌 村上禮三 百地健 森村恒夫
B室:川口浩司 神田育子 徳富健一 藤田敦史 藤橋和浩 前坂靖弘 松本甫
C室:石村誠人 小川啓介 勝島敏明 志柿元啓 牧野国義 山口和夫

次回8月は第2土曜日13日、16時から20時まで。於・クラブ・イン荻窪。
入会申込みは前坂・名取・志柿・尾上まで。

[文責/藤橋・写真/前坂]

テーマ設定がコンセプトの牧野国義さんの7月は〈街〉。新井満「この街で」、ペドロ&カプリシャス「五番街のマリーへ」、狩人「コスモス街道」など全8曲を品格のある歌いっぷりで披露した。

Room A

Room B

Room C

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