2010.06.15 食べ歩きの会 「第11回食べ歩きの会」開催
6月15日(火)予報では雨、しかし当日は新緑をわたる風も涼やかな晴天に恵まれました。「第11回食べ歩きの会」は、芝浦にある高級料亭「牡丹」で開催されました。「牡丹」は社長ご夫妻が早稲田大学ご出身と言う事で、第3ブロックの長谷川将様からのご紹介で御座いました。
今、高層ビルが立ち並ぶ芝浦も昔は海の中、昭和に入って埋め立てられて出来た芝浦三業地は、「牡丹」その他多くの料亭、料理屋で賑わっていたそうで御座います。目黒の「雅叙園」も芝浦が発祥地と伺い驚きました。「牡丹」はその後、本格的な料亭を目指し、かの有名な「料理の鉄人」道場六三郎氏も「牡丹」で育った方だそうです。『料理は自国の文化』とおっしゃる社長ご夫妻は、和食を中心とした「和」の空間美の演出にも日々心を砕いていらっしゃるとの事でございます。私たちの通されましたお部屋は、70畳もの真新しい青畳の一部に緋色の絨毯を敷き、特別に椅子席をしつらえて下さっておりました。青と緋の「はっ」とするような美しいコントラストは見事で御座いました。
会は、山田会長に乾杯の音頭をおとり頂き、とどこうりなく進行して参りました。お料理は、さすがに家庭では真似の出来ない美しい盛りつけと、洗練されたお味で、改めて和食の奥深さに感銘致しながら味わわせて頂きました。
○メニュー:【小懐石】前菜/姫栄螺酒煮・新牛蒡旨煮・赤みず浸し・新蓮根明太詰・獅子唐西京焼・新丸十大徳寺納豆茶巾、お造り/旬魚一種盛・酢取茗荷・紅蔘・チコリ・山葵、煮物/金目揚煮・大根含ませ・青茎芋、焼物/鮎塩焼・新生姜・蓼酢、揚物/水茄子・海老・四角豆・紅卸し・露張り、食事/浅蜊御飯・薄揚・葱・生姜、香の物/牡丹提携農場野菜漬・胡瓜ビール漬、留椀/赤出汁・なめこ・岩海苔・生麩・三つ葉、 甘味/南瓜柚香羹・抹茶羹(総料理長 中山達也)
当会も11回目ともなりますと、皆様同士の親しさも増し、適当に移動しながら一層の親睦を深めていらっしゃったり、田中保様の詩吟をお聞かせ頂いたりと、皆様にお楽しみ頂けているご様子、とても嬉しい気持ちが致しました。今回も、山田会長、山口副会長、久保田幹事長、前坂副幹事長のご出席も頂き37名という大勢の会員様のご参加を頂きました。名取会長、松本副会長始め世話役一同心から感謝申し上げます。
【参加者37名(敬称略・順不同)】
青島衛、浅妻暉雄、東美沙子、井口昌彦、石村誠人、岩堀律子、牛山洋一、尾崎正雄、 小澤昭彦、川口浩司、久保田貞雄、佐藤良三、田中太刀雄、田中保、田中素之、 田中美秀、名取義久、長谷川将、長谷川哲夫、服部文夫、藤田敦士、藤本源次、堀厚子、 前坂靖弘、桝田嘉生、松本甫、水野健樹、森淳、安本匡剛、山口治夫、山口昌夫、 山田實、山本新太郎、祐乗坊直、渡辺祥子、石田順康、笠原美子
【笠原 美子、写真・前坂 靖弘】