2015.03.17 3月17日(火) クラシック音楽愛好会 第55回例会(CD/LPコンサート)開催
~アニバーサリーイヤーの作曲家第1回 :ヴァーゲンザイルと初期ウィーン楽派の音楽~
今月は生誕300年になるヴァーゲンザイルとオーストリー帝国のマリア・テレジアの時代にウィーンで活躍した音楽家(初期ウィーン楽派、前期古典派とも言われる)の作品を取り上げました。
ヴァーゲンザイル(1715-1777)は、マリア・テレジアの音楽教師、宮廷内の礼拝堂オルガニストなどをつとめた人物で、モーツアルトが5歳の時にマリア・テレジアの前で午前演奏した際に譜めくりをしたというエピソードがあります。
はじめに①ツィンマーマンのシンフォニアハ長調。②ヴァーゲンザイルのシンフォニアニ長調。ベートーヴェンの先生であった③アルブレヒツベルガーの4声のフーガハ長調、映画「アマデウス」で有名になった、④アントニオ・サリエリのヴァイオリン、オーボエとチェロのための協奏曲ニ長調、いずれもトマス・フューリ指揮 カメラ―タ・ベルンの演奏(LP)でした。⑤サリエリの曲はもう一つ、フルートとオーボエのための協奏曲ハ長調をニコレ、ホリガーのCDで聴きました。いずれも古典派に近い作曲家の作品なので初めて聞いても耳になじみやすい曲でした。
最後に1995年シュヴェツィンゲン音楽祭から⑥サリエリ作曲の歌劇「ファルスタッフ」の第1幕の一部を見ました。(アルノルト・エストマン(指揮)シュトゥットガルト放送交響楽団(SWR)、ミヒャエル・ハンペ(演出))ということで、今回はサリエリ特集となってしまいました。
2次会はいつもの「優記」で行いました。 (LP・CD・映像提供:根本、山本)
【参加者20名:敬称略・50音順】 芥川愛子、井林伸介、石田順康、石垣貴千代、荻田清志、小澤昭彦、加藤尚志、国本順子、厚東健彦、後藤武司、坂 治彦、篠嘉子、月坂奎一郎、根本坦、早川敏清、前田研二、松本甫、安井久子、山本廣資、杠一義 (文責:山本廣資)
今後の予定 ・第56回例会(4月21日(火)):昨年亡くなった音楽家第2回として、ラファエル・フリュベック・デ・ブルゴスによる「カール・オルフ:カルミナブラーナ」、及びその他の音楽家(声楽家)の活躍を偲びたいと思います。