2017.05.16 5月16日(火) クラシック音楽愛好会 第81回例会開催

~アニバーサリーイヤーの作曲家~
今月は、今年がアニバーサリーイヤーとなる作曲家の中から、モンティヴェルディ(生誕450年)、ヨハン・シュターミッツ(生誕300年)、テレマン(没後250年)の3人の作曲家の作品を取り上げました。もっとも古いオペラの一つ「オルフェオ」の作曲家モンティヴェルディはヴェネチア楽派、カールの父ヨハン・シュターミッツはマイハイム楽派、ドイツバロックの作曲家としてバッハと並び称されるテレマンといった音楽史の流れを楽しむ会となりました。
はじめに、聴いたのはテレマン。会場セッティング時には「無伴奏フルートのための幻想曲集」の前半をハインツ・ホリガーのオーボエ編曲版で、開会後は②クイケンによるフラウト・トラヴェルソ版でそれぞれの音色を楽しみました。次に木管のための協奏曲集から、③ブロックフレーテとケーレルフレーテと弦楽のための協奏曲、④オーボエダモーレと弦楽のための協奏曲より。これは、ニコレ、ホリガー他とカメラ-タ・ベルンの演奏。 J・シュターミッツは⑤フルート協奏曲ト長調をリウィーンゾリステンの演奏で。⑥ヴァイオリンと弦楽合奏のための協奏曲ハ長調はトマス・フューリとカメラ―タベルン。このあたりを聴くと管楽器の名手の出番となりました。 モンティヴェルディは⑦「聖母マリアのための夕べの祈り」より、マニフィカートと、根本さんが用意した⑧ミラノ・スカラ座のオルフェオの映像の一部を観て時間となりました。
二次会はいつもの「龍記」で行いました。

(LP、映像提供:山本、根本)

【参加者13名:敬称略・50音順】
明石玲子、井口昌彦、石田順康、大竹孝平、神田育子、篠嘉子、月坂奎一郎、鶴田俊正、根本坦、早川敏清、平賀英彦、安井久子、山本廣資

(文責:山本廣資、写真:平賀英彦)

次回、6月20日(火)は、昨年亡くなった音楽評論家、宇野功芳氏お気に入りの指揮者特集として、フルトヴェングラー、ワルターをはじめ、クナッパーツブッシュやカール・シューリヒトの演奏を楽しむ予定です。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です