2013.05.13 5月13日(月)第4ブロック主催、第2・第7ブロック協賛 「第8回社会見学ツアー」開催

東京ガス袖ヶ浦工場・新日鐵住金君津製鐵所  

社会見学ツアー参加者47名を乗せたバスは7時半に阿佐ヶ谷駅前を出発、東京ガス袖ヶ浦工場に向かう。車中で東京ガスOBの真下進さん(4B)からLNG(液化天然ガス)や袖ヶ浦工場についてレクチャーがあり予備知識はバッチリ仕込んだ。10時前に到着し、まずはVTRによる東京ガスやLNGについての説明。マーケットでは競合関係にある東京ガスと東京電力だが、工場レベルではLNGの効率的活用で協力しているなど興味のある話があった。次にマイナス162度のLNG実験。カーネーションやゴムボールなどを使用した参加型の実験なので時おり嬌声が上がるなど楽しい体験だった。
その後、バスに乗って工場見学。直径64m・容量14万㎥の巨大LNG貯蔵タンク群→特異な形をしたLNGタンカーが係留されていた桟橋→LNGに海水をかけてガス化する大型の気化装置を見学する。普段は下車見学できないが、特別の配慮で桟橋では下車できて感謝。気がついたのは緑が豊かで最大限に環境に配慮した工場だとの点だ。最後に質疑応答がある。質問が途切れず予定時間をオーバー。エネルギー問題についての関心の高さよく解る。
昼食は富津市にある「かん七」で房総の地魚定食。メインは名物の江戸前穴子(当地では天秤測の棒に似た形状なので‘はかりめ’と呼ぶ)料理だ。久保田副会長の発声で乾杯し和気藹々と食事を楽しむ。
食後は東京湾に突き出た砂州にある富津公園に行く。天候もよく岬の先端にある展望台から対岸の三浦や横浜が一望できた。
次に新日鐵住金の君津製鐵所に向かう。こちらも車中で新日鐵OBの竹田隆雄さん(2B)から官営八幡製鐵所から新日鐵住金誕生までの歴史の話がある。製鐵所に到着後、最初にVTRで企業や製鐵工程について説明。その後、安全の為にヘルメット・手袋・護眼めがね・見学服を着用しバスで製鐵所を見学。コークス製造装置→運良く銑鉄が流れ落ちていた120mの巨大高炉→真っ赤な鉄の熱気が伝わってくる厚板工程→圧延工程→プラスティックリサイクル設備と見学する。なにせ構内に踏切や信号を備えた鉄道網がある巨大な製鐵所なので移動にも時間がかかる。感心したのは東京ガス同様に環境や安全に配慮した施設であり、企業姿勢が伝わってくる。最後に質疑応答があり、今回の東京ガスと新日鐵住金の巨大プラントを巡る工場見学は終了する。
帰路は東京湾アクアラインを利用し、途中で新装されたばかりの‘海ほたる’で休憩。前方には京浜工業地帯、後方には見学したばかりの京葉工業地帯が望めた。引き続き車中ではドリンキングタイムとなる。見学の関係で昼間にあまり飲めなかったせいか、お酒の消費が早い。1Bの新村さんから中島峰広先生による棚田の講演会の案内、2B世話人代表の松本さん・7B世話人代表の秋山さんの挨拶、主催者の4B世話人代表の服部さんから参加お礼の挨拶がありバスは7時に阿佐ヶ谷駅前に到着。荻窪駅下車の方を見送ってツアーは散開となる。ご協力いただいた両社OBの皆様に感謝します。

【参加者47名:ブロック(以下Bと略記)別申込順:敬称略】
(1B)久保田貞雄、田口佐紀子、赤松弘之、新村康敏、明石玲子(2B)早川敏清、名取義久、松本甫、桐生孝、東美紗子、片桐忠男、内田直彦、竹田隆雄、青島衞、石村誠人(3B)松木一彌、長谷川哲夫、馬場一義、馬場禎子、松尾清、村上洋子、吉村敏明(4B)牛山洋一、服部文夫、水野健樹、水野幸子、森村恒夫、山路晴巳、太田允康、栗原正彦、百地健、井口昌彦、柄谷隆宏、西野正浩、田村純利、佐藤文夫、安本匡剛、真下進、須藤敏朗(5B)石田順康(7B)末吉正信、秋山一郎、秋山寿子、八巻昭、林厚彦(ブロック外)林正、板垣伸夫

【文/柄谷隆宏、写真/西野正浩】

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