2014.05.13 5月13日(火)第4ブロック主催「第10回社会見学ツアー」開催
―日産自動車栃木工場見学と歴史の街 足利散策―
毎回好評をいただいている社会見学ツアーは今回で節目の10回目を迎え、ツアー世話人(百地・井口・田村・柄谷)は張り切って準備していたが、実施の3日前になって手配を依頼していた旅行代理店が倒産し観光バスの確保などができていないことが判明した。中止だけは避けたく前々日・前日と対策会議を開き、何とか自前でバスを手配し昼食会場や現地ガイドも用意して実施することができた。
当日は一人の欠席者もなく、全ブロックからの参加者50名を乗せたバスは7時45分に阿佐ヶ谷駅前を出発した。東北道・北関東自動車道を経由して10時に栃木県上三川町の日産自動車栃木工場に到着。この工場は周りをテストコースに囲まれた広大な敷地を有する日産自動車の基幹工場で、シーマやスカイラインなどの高級車を製造している。まずはVTRなどで工場の説明があり、引き続いてお目当ての組立ラインを見学。生憎この日は新型車を製造していたので機密保持の関係があり一部しか見られなかったが、コンベアで移動してくる車に沢山のロボットアームが溶接しているラインは、日本の自動車産業の技術力が実感でき興味深かった。その後、塗装工程などで生じる汚水の処理設備を見学し、お土産にミニチュアカーをいただき工場を後にする。
次の目的地の足利に向かう車内では、杉並郷土史会の会長をされている1Bの新村さんより足利学校や足利氏についての話しがある。まるで大学の先生のような名解説に一同感心。昼食は足利学校前の老舗料亭で取り、久保田会長の乾杯の音頭でビールも少し飲む。昼食後、現地ボランティアガイドの案内で日本最古の学校「足利学校」と足利氏の菩提寺で国宝の「鑁阿(ばんな)寺」を一時間半ほどかけて散策。新村さんの話しとも相まって歴史の街足利を深く知ることができた。
最後の訪問地はデパートの売り場で行列ができるラスクの店として有名な高崎市の「ガトーフェスタ・ハラダ」。まずはギリシャ神殿のような工場の外観に驚かされ、次に焼きたてラスクの試食サービスを楽しむ。工場見学をした後で買い物の時間を用意したがお土産に最適と好評であった。 全ての見学が終わった車内では恒例のドリンキングタイム。お昼頃より汗ばむ程の好天気になったせいか、大量に用意したアルコール類は瞬く間になくなってしまった。最後に服部4B世話人代表のお礼の挨拶があり、井荻と荻窪で途中下車して7時半に阿佐ヶ谷駅前に到着する。
今回は冒頭に記した通りハプニングがあったので、45名乗りのバスしか手配できず補助席を使用する事態となり、またガイドや添乗員もおらず社内での接待も不十分で参加していただいた皆様にはご迷惑をおかけしたが、多くの方より「楽しかった」と声をかけていただき一安心。「終わり良ければ全て良し」を絵に描いたような第10回社会見学ツアーであった。日産自動車見学の手配でお世話になった4Bの真下さんと名講義をしていただいた新村さんに感謝いたします。
【参加者50名:ブロック(以下Bと略記)別、申込順:敬称略】
(1B)森 淳、明石玲子、赤松弘之、久保田貞雄、中村昌代、新村康敏(2B)内田直彦、早川敏清、名取義久、桐生孝、千葉明義、塩脇宏、塩脇昌子、柿澤好治、石村誠人、松本甫(3B)馬場一義、松倉崇、長谷川哲夫、宇都木光一、林直矩(4B)真下進、水野健樹、水野幸子、佐藤文夫、百地健、柄谷隆宏、森村恒夫、前田研二、栗原正彦、服部文夫、牛山洋一、田中素之、太田允康、中村正代、井口昌彦、西野正浩、中川修一、田村純利、小豆澤照男、宮部敏明(5B)石田順康(6B)加藤健(7B)末吉正信、坂井信行、八巻昭、秋山一郎、秋山寿子(地域外)林 正、板垣伸夫
【文;柄谷隆宏/写真;西野正浩】