141015 10月15日(水)第4ブロック主催「第11回社会見学ツアー」開催
今回も他ブロックからの多数の参加者を迎え、総勢49名のツアー一行は運よく台風が通過した15日(水)の7時30分に阿佐谷駅前を出発した。
今回の目玉は今年の6月に世界遺産に登録され大人気の「富岡製糸場」。まず、到着前に車中で杉並郷土史会の会長をされている1Bの新村さんより解説がある。富岡製糸場誕生の社会的背景と変遷から女子工員の生活ぶりまで、たっぷり1時間ほどかけてお話いただいた。富岡製糸場では自由見学としたが、多くの方が地元ボランティアによるガイドツアーに参加され、新村さんの話と相まって日本が誇る世界遺産の全容をよく理解できた。
昼食会場は富岡の老舗割烹「萬屋」。久保田会長の乾杯の発声でビールも少し飲み、弁当を賞味する。昼食後に新しくオープンした「こんにゃくパーク」へ行く。蒟蒻芋から作る上州名物のこんにゃくや白滝の製造工程を見学した後で、無料のこんにゃくバイキングを楽しむ。田楽など代表的なものから、こんにゃくラーメンやカレーなど変わり種まであり、食事直後なのに皆さんの箸は進んだ。
最後の見学地は碓氷峠の鉄道遺産と博物館。これも到着前に東芝でリニア鉄道の開発に携わり、国交省の運輸安全委員会の委員も勤められた4Bの小豆澤さんより、アプト式で有名な碓氷峠の急勾配とそれに伴う鉄道事故などの解説がある。まずはフォルムが美しい日本最大の煉瓦作りアーチ橋の「めがね橋」。下から見上げるだけで物足らず、沢山の皆さんが橋の上まで登り、旧碓氷線が走っていた線路跡を散策された。次にアプト式機関車やここでしか見られない国鉄時代の懐かしい車両が並ぶ「鉄道文化むら」を見学した。
帰路は人気の「道の駅・ららん藤岡」で買い物を楽しんだ後、ツアー恒例のドリンキングタイム。ビール、ウィスキー、日本酒、焼酎、ワインを多量に用意したが、皆さんのピッチは早く、中にはウィスキーをボトルごと欲しいとのグループもでる始末で、あっとゆう間に飲み尽くす。最後に4Bの服部世話人代表より参加お礼の挨拶があり、井荻・荻窪を経由して7時に阿佐谷に着き解散となる。明治・大正・昭和時代に日本を牽引した生糸産業と鉄道の歴史を探訪する今回のツアーは、新村・小豆澤両氏の名解説もあり有意義なものとなった。
参加者49名:ブロック(以下Bと略記)別、申込順:敬称略】
(1B)森 淳、明石玲子、厚東健彦、赤松弘之、久保田貞雄、久保田昭子、中村昌代、新村康敏、笠原美子(2B)内田直彦、竹田隆雄、早川敏清、桐生孝、塩脇宏、塩脇昌子、(3B)小川啓介、馬場一義、馬場禎子、松倉崇、長谷川哲夫、林直矩(4B)久保昭、水野健樹、百地健、前坂靖弘、山口治夫、柄谷隆宏、栗山欣三、前田研二、平田律子、栗原正彦、服部文夫、牛山洋一、井口昌彦、西野正浩、小林紀雄、中川修一、田村純利、小豆澤照男、宮部敏明、中村正代、山路晴巳、田中素之(6B)加藤健(7B)八巻昭、秋山一郎、秋山寿子(地域外)林 正、板垣伸夫
【文;柄谷隆宏/写真;西野正浩】