2025.01.15(水) 第六回「落語を楽しむ会」開催

趣味の部会「落語を楽しむ会」では、新年1月15日(水)に「第六回落語を楽しむ会」を開催しました。

会場のフェニックス杉並にお招きしたのは、第四回に続き二度目のご登壇となる桂右團治師匠(早大 法卒)。

杉並稲門会の参加者20名に加え、天沼サロン(地域老人会)の皆様も16名参加してくださり、開演前から大きな期待が会場を包みました。

最初の演目は、新作落語の『行列のできる女たち』。スーパーのパートとして働くおばちゃんと彼女たちから“天然”と称されるギャルの間で交わされる軽妙かつすれ違いのやりとりが思わず笑いを誘う演目です。

二つ目の演目は、古典落語の『三味線栗毛』。老中筆頭 酒井雅楽頭の次男坊 角三郎とあんまの錦木が共に世に出る出世の話と二人の間に交わされる義理と人情の心の交流が聞き手を思わず引き込みます。

ここで“お仲入り”を挟んで、本日最後の演目へと入って行きました。

三つ目の演目は、『二番煎じ』。火事と喧嘩は江戸の華。特に冬場は大火事が絶えないため、町内では自身番(江戸時代、江戸や大坂などの町人地に設けられた町内警備を主な役割とした番所。町人によって運営)を置き、商家のだんな衆が交代で火の番として夜回りをしていました。自身番での飲酒はご法度ですが、一段と冷え込むこの夜は“煎じ薬”と称して宴会が始まってしまいます。。大勢のだんな衆とお役人が登場する宴会で、その巧みな演じ分けが絶妙で、思わず客席から拍手が起こります。特に熱燗酒の形態模写が絶品で、一刻も早く次の懇親会で熱燗を飲みたい!という願望が脳裏を覆ってしまう一席でした!(笑)

熱演の後は右團治師匠との記念撮影。その後は右團治師匠を囲んでの有志懇親会&新年会と、師匠の熱い語りを味わい尽くす至高の時間となりました!

≪参加者(敬称略)≫宇田川茂之・小川啓介・小澤昭彦・加藤 健・北川原宣夫・久留島 正和・

近藤洋子・堺 浩一・庄司玉緒・高津たみえ・田口正之・田中康資・田中マリ・長谷川 將・

保谷敬夫・松尾 清・水野健樹・山本和子・渡辺健介・古望 高芳(会員20名)・天沼サロン(地域老人会)の皆さん(16名)

【文章/写真 古望 髙芳】

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