2013.10.20 10月20日(日)「2013稲門祭」参加
ここ十年来、好天に恵まれていた「稲門祭」は生憎のドシャ降りで一日が終わってしまった。
今年は不幸な学徒動員の年から数えて70周年になる記念の年で、大雨の中、定刻9時半から大隈庭園のガーデンハウスに通じる歩道脇の平和記念碑前で鎌田総長、福田校友会代表幹事ほか多数参加され、恒例のように慰霊祭が行われました。(参加者:山科、山田、久保田、清水一平、前坂)
杉並稲門会は例年の如く、大隈庭園に「寿司店(山田實名誉会長のお店)」を出しているが、庭園でのイベントが全て取止めになる事態となり来園者が激減するものの、早朝から宇都木光一会員(第3B)、田口佐紀子幹事、嗣永典子幹事、大友和男幹事、清水一平幹事の皆さんの懸命なる販売努力のお蔭で、何とか売り切っての店仕舞までに辿り着く事が出来た。
一方、8号館にてはジャーナリスト田原総一郎氏VSホリエモンこと堀江貴文氏の討論会では、立ち見の出るほどの大盛況であった。IT業界で一時は頂点に立った彼が今、何を考えているのか? ①国家には通貨発行権があるが、ITビジネスでは通貨なしでの商取引(ポイントの様なもの)が可能になりつつあり、通貨の意義が無くなりそうなのだそうだ。 ②ICチップを頭脳に埋め込んで、究極のテレパシー状態での通信を模索しているようだ。凡人には理解し難いが、誰もやらないではなく、未だ手をつけていない領域でのビジネスに興味があるように思えた。
また8号館の別の教室では、鎌田総長を迎えて「早稲田新生」と言う題でパネル討論会が行われた。 “現学生の7割が関東一円出身であり、かつてのように全国からバンカラに憧れてくる雰囲気はない”との事。また、“慶應との比較では、ブランドを愛する気持ちがかなり低いという校友が多数存在する”と言う、悲しい実体験が報告された。残念ではあるが、それを受け入れて明るい将来への目途を立てて頂きたいと思う。
大隈講堂では「稲門音楽祭」の後に、福引賞品の抽選会が行われ、祭の最後を飾った。
尚、杉並稲門会の関係者(下記の皆さん)は、今回の「稲門祭」にて、ご活躍されたことを付記する。
稲門祭実行委員長/近藤由紀子氏 運営委員/前坂健二郎幹事 ,野原一彦幹事, 柴田亜矢子幹事 実行委員/石松浩一郎幹事 鈴木徹幹事
【文・加藤尚志 写真・前坂靖弘】