2019.01.14 1月14日(祝) 第24回「映画を楽しむ会」開催
1月14日(月)、杉並稲門会久保田会長・長谷川副会長をはじめ、杉並稲門会各ブロックより22名の皆様をお迎えし、キャピタル・モータース㈱を会場として、第24回「映画を楽しむ会」を開催した。
今回の鑑賞作品は、『ドクトル・ジバゴ』。原作は、ポリス・パステルナーク(ロシア作家)による同名小説。1965年 に公開された米・伊合作映画で、米アカデミー賞5部門(脚色賞・撮影賞・作曲賞・美術監督賞装置賞・衣装デザ イン賞)を受賞した名作。3時間20分に及ぶ長編大作でもある。
ロシア革命の渦中に生き、時代の大きなうねりに翻弄されながら、医者であり詩人でもあるジバゴが、二人の女性 ラーラとトーニャに捧る波乱に満ちた愛を描いた物語であった。 映画の中のシーンは、どのシーンも絵葉書か絵画のように作り込まれていて、その壮大な美しさに幾度となく息を 飲む思いがした。米・伊合作映画でありながら、そこには見事にロシアの原風景が描き込まれていたのである。
一方で、映画の中に登場する赤軍や白軍、パルチザン、ボルシェヴィキといった言葉や組織が一体何を意味する のか?よく分からぬまま観賞している自分がいて、もう少しロシア革命という歴史を勉強してから観れば良かった と、少しばかりの後悔を抱いた。 途中1回の休憩を挟む大作を見終わって、時代と国が違うとはいえ、今の日本は何と平和な国なのか、そんな 思いを持った人も多かったのではないだろうか‥そんなことを考えつつ、次回の集まりを約しての散会となった。
【参加者22名(敬称略・順不同)】明石玲子・赤松弘之・大田忠雄・荻野慶人・笠原美子・神田育子・久保田貞雄・田中マリ・中路正浩・竹田隆雄 野口誠之・早川敏清・長谷川将・服部文夫・星靖男・細野滋・林正・松尾清・水野健樹・山口博正・山中 治樹・古望髙芳
【文・写真/古望髙芳】