2015.02.17 2月17日(火) クラシック音楽愛好会 第54回例会(CD/LPコンサート)開催
~昨年亡くなった音楽家を偲ぶ会第1回~
杉並稲門会の「新会員強化キャンペーン」では、100名以上の会員が新しく入会されました。新入会員名簿には希望する趣味の会の欄がありますので、クラシック音楽に興味のある方には、毎月の例会案内を送ることとしました。昨年の4周年記念ミニコンサート以来毎月のように新会員が参加されております。
今月も三人の新入会員を迎え、常連さんが数人欠けても、寒い日にもかかわらず出席者19人と大変な盛会でした。
今月の例会は、前の年に亡くなった音楽家の皆さんの活躍を偲ぶ会の第1回目として、アバド、ホグウッド、ブリュッヘンを取り上げました。
はじめにブリュッヘンのブロックフレーテ演奏で、①コレルリ:ブロックフレーテと通奏低音のための「ラ・フォリア」による変奏曲、②ヴァン・エイク:パタリ、③ロバート・カー:イタリア風グラウンドによるディヴィジョン~アルト・ブロックフレーテと通奏低音のための「愉快な仲間」より~、④ヴァン・エイク:涙のパヴァーヌ~ジョン・ダウランドの「涙のパヴァーヌ」による4つのフィギュレーション~。伴奏はバロックチェロがアンナー・ビルスマ、チェンバロがレオンハルトとおなじみの古楽器演奏者たちでした。
ホグウッドと言えば1980年ころに発売された、モーツアルト交響曲全集が(好き嫌いはともかく)当時のモーツアルト演奏を一新するものとして話題となりました。この日はこの中から、⑤シンフォニート短調K.173dB(交響曲第25番K.183)を聴きました。
アバドはたくさんの録音を残していますが、ホグウッド指揮の交響曲25番にあわせて最近発売されてレコード芸術で評判の高い⑥モーツアルト:ピアノ協奏曲第25番/(P)マルタ・アルゲリッチ、を取り上げました。最後に2014年2月10日にアバド追悼で放映された、2012年ルツェルン音楽祭より、⑦ベートーヴェン:エグモント序曲、⑧モーツアルト:レクイエム(途中まで)を聴いて3人の活躍を偲びました。
2次会はいつもの「優記」で行いました。 (LP・CD・映像提供:根本、山本)
【参加者19名:敬称略・50音順】 井林伸介(新入会、1960政経、1B)、石田順康、加藤尚志、後藤武司、坂 治彦、佐治恵子、篠嘉子、月坂奎一郎、根本坦、早川敏清(新入会、1969理工、2B)、平賀英彦(新入会、1981法、7B)、前田研二、増子邦雄、松本甫、安井久子、山本廣資、山本和子、杠一義、渡辺祥子
(文責:山本廣資)
今後(新年度)の予定他
第55回例会(3月17日(火)):アニバーサリーイヤーの作曲家(1) 生誕300年になるヴァーゲンザイルと初期ウィーン楽派の音楽