2011.06.10 6月10日(金)第4ブロック「講演会&第35回懇親会」開催

6月10日(金)、第4ブロック懇親会をホームグラウンド「築地日本海」で開催、32名出席。今回は3月11日の東日本大震災から丁度3か月、懇親会前の1時間を「東日本大震災は想定外の複合災害だったか」と題し、会員の原山金三氏が講演された。
同氏は1961法卒、東京消防庁の消防学校で研修後、首都防災の第一線で活躍、麻布、中野、赤羽各署長を歴任し退職、以後企業顧問、大学講師として活躍。テレビ・新聞の報道で、今回の地震・マグニチュード9.0、津波、そして原発事故により、災害規模が大きかったのはご承知のとおり。消防業務を30年間経験された原山氏の講演は分かり易く迫力があった。原山氏によれば、三陸海岸に横たわる「北米プレート」と「太平洋プレート」の境界地震は明治29年にも経験され地殻破壊による大津波で多く人命が失われた。加えて今回は福島第一原発の放射能漏れという人災が被害を大きくしている。百年か千年に一度といわれている大地震の防災対策は費用対効果が難しい問題で原発被災による電源喪失、水素爆発、放射能漏れは想定を大幅に変更せねばならないと結論付けられた。質疑応答で、杉並区民として地震発生時の行動はまず身の「安全の確保」(机下避難)「飲料水の確保」(1日3リットル3日分)「脱出工具三種の神器」(のこぎり、ジャッキ、バール)の準備が語られた。なお機会があれば「杉並区の防災、日頃の心構え」の講演を原山氏にお願いしている。

【百地 健】

引き続き、同会場で第35回懇親会を開催。参加32名、うちゲスト6名。開会挨拶は百地世話人代表。新世話人として幹事の田村純利さん1968年卒を紹介。「4ブロックの世話人として本部とのパイプ役と同時に皆さまのお手伝いをさせていただきます」と挨拶。司会進行は服部世話人。引き続き水野世話人の乾杯の発声、歓談後、来賓の挨拶。清水副会長からは「今後も更に稲門会活動を盛り上げていきたい」と。続いて久保田新副会長からは6月4日の2011年度杉並稲門会総会も盛況であったとの報告と「第4ブロック活動面でも模範的なブロックであり、今後も全体を引っ張っていって欲しい」と、大変うれしいご挨拶。
その後、今回初参加の4ブロック中島峰広さん(1957年卒)は棚田研究第一人者。本学名誉教授で「全国どこの棚田でも紹介できます」と挨拶。ゲストの笠原美子さんからは4月3日の医療講演会に多数参加の御礼、岩堀律子さんからは「ネームプレートの卒年が2年早く記載されていたのが正しくなって一安心」と。秋山一郎さんは「今日は大地震が来た場合の対処ノウハウを是非知りたいと思って参加したのですが・・・」と。川口浩司さんからは「毎回楽しみにしていますので今後も引き続きよろしく」と挨拶。その後、井口世話人からは4ブロックの会員数が89名になったことと、恒例の趣味の会等への誘いの紹介。百地代表から「当初5月に計画していた社会見学ツアーをスライドさせ10月か11月に実施の方向で詰めているので期待いただきたい」と一言。さらに前坂新副会長から本部活動報告?が成され、暫く歓談後山口副会長から中締めがあり、応援団OBの清水幹事のリードによる校歌斉唱、エールでお開きとなった。
次回懇親会は9月2日(金)18:00~(3か月毎第1金曜日開催)

【参加者32名(卒年順・敬称略)】
水野健樹、中島峰広、山口治夫、百地健、井口昌彦、久保昭、須藤敏明、嶺國和、原山金三、太田充康、篠紘弥、前坂靖弘、服部文夫、栗原正彦、安本匡剛、牛山洋一、西野正浩、田村純利、柄谷隆宏、真田正、田中素之、田中夫人、森村恒夫、中村正代、脇坂達也、清水一平(ゲスト)1B笠原美子、久保田貞雄、岩堀律子、5B清水雅明、7B秋山一郎、川口浩司

【文・写真 西野正浩】

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です